ベビーパウダー基礎知識

こんな時、ベビーパウダーが活躍

ベビーパウダーは、赤ちゃんのいる家庭なら1度は使うアイテムの1つです。意外と知られていないベビーパウダーの基本情報を紹介します。

ベビーパウダーの良いところは、肌に乗せた後のサラサラ感が実感できるところ、香りが気にならない、そして経済的にもたっぷり活用しやすいところです。その反面、使用法を誤って肌荒れを悪化させることもあります。ベビーパウダーの成分の特徴を知って、正しく活用しましょう。

ベビーパウダーのことを「シッカロール」と呼ぶこともありますが、これは会社による商標登録なので商品名と考えてください。

ベビーパウダーの原料は?

ベビーパウダーの白くてサラサラの、独特な感触は何からできているか、意外と知られていないようです。ベビーパウダーの主原料は、メーカーや原産国で少し異なりますが、主にコーンスターチか、タルクです。

商品によっては独自のサラサラ感を維持するための成分や、赤ちゃんやママがリラックスできる香りをイメージして香料を加えています。育児商品を扱うメーカーでは、主成分以外の使用成分も、赤ちゃんの使用を考えて選ばれているので安心です。

コーンスターチもタルクも、赤ちゃんが吸いこまないように気を付けてください。鼻の下や口周りに塗布すると、呼吸のときに気管支に侵入してしまいます。

コーンスターチ

コーンスターチは、トウモロコシから取れる植物デンプンです。コーンスターチ自体には目立つ香りはありません。調理にも使われる成分なので、赤ちゃんへの使用も安心です。

コーンスタートは、とろみを付けたい時の調理でも使われる身近なデンプンです。片栗粉との違いは、コーンスターチのほうが温度によるとろみの変化が出にくいところです。そのためコーンスターチはプリンなどの製菓に使用されています。

コーンスターチについて余談ですが、白色が強いので衣類に付着すると、繊維に張り付いて砂ほこりのように見えます。この効果を時代劇で使うことがあるそうです。ここまで身近に使用されていると、コーンスターチが主原料と聞いても安心して選ぶことができます。

タルク

タルクは聞きなれない単語かもしれませんが、滑石(かっせき)という水酸化マグネシウム等を含む鉱石(こうせき)です。ベビーパウダーの他にも化粧品の粉として活用されています。

ちょっと昔になりますが、アスファルトに落書きする時に、チョークのように蝋石(ろうせき)という丸や四角い棒状の石がありました。石なのでチョークよりも色は出ませんが、鉱石の中でもやわらかい成分なので子どもの力でも文字や絵が書けます。これがタルクです。

肌につくとサラッとした感触で、この効果を利用して、粉砕したタルクをベビーパウダーや化粧品に活用されています。

アスベストや石綿(いしわた)という言葉がニュースで飛び交った時は、輸入タルクも発がん性を含んだアスベストが指摘されました。でも、全てが不純物を含んだタルクというわけではありません。

現在、国内で製造販売されている主なメーカーのベビーパウダーは、安全性を確認したタルクを使用しているそうです。政府でも基準を設けています。各メーカーのホームページでも安全性を確認できます。

ただし、海外で購入した海外製造のベビーパウダーで主成分がタルクの場合は、日本とは製造可能な原材料の基準が違います。「タルクパウダー」と販売されている国もあります。海外でベビーパウダーを赤ちゃんに使用する時は、赤ちゃんのお世話用の商品で、ママが信頼できる商品を選んでください。

どうしてサラサラになるの?

バビーパウダーをつけた肌がサラサラになる理由は、パウダーの高い吸水効果です。肌の表面に残る水分や皮脂を、ベビーパウダーが吸い取るのでサラサラ感が維持できます。

細かく説明すると、先に紹介したコーンスターチは吸水性に優れています。肌表面の水分や油分を吸い取る効能があります。また吸水した水分を放出して乾燥のしすぎを防ぎます。

タルクは、タルクそのものの吸水性は期待できません。でも、肌に乗せたときに粉の球体面性が広くなり、粉同士の間にできる隙間を通って肌の水分が吸水・蒸発します。ちょっと薄くパウダーを乗せただけで肌がサラサラになるほどの効果が発揮されます。これを毛細管現象(もうさいかんげんしょう)と呼びます。

こんな時、ベビーパウダーが活躍します

・オムツまわりが蒸れたとき。
・汗をかいて肌が不快なとき。
・肌同士ががこすれて痛いとき。
・あせもが悪化して触ると痛いとき。

オムツ交換で、おしりがべとついている時は、強く拭きすぎると肌を痛めるので、ある程度拭いても改善されない時はシャワーやぬるま湯のスプレーが便利です。

清潔になった赤ちゃんのおしりを乾燥させたら、ベビーパウダーを肌表面に軽く乗せてから新しいオムツをはかせます。オムツの中で蒸れる時に発生する水分を、ベビーパウダーの粒子が逃してくれます。

赤ちゃんのおしりが湿ったままでベビーパウダーを乗せると、肌にサラサラ感が出ません。ここを間違えて湿った肌にベビーパウダーをのせると汗腺がつまって肌症状が悪化します。

赤ちゃんの太ももなど、肌同士がこすれてしまう場合はベビーパウダーのサラサラ感が活躍します。こすれやすい部分にベビーパウダーを乗せておけば、表面が滑るので肌同士の摩擦がなくなります。これで肌同士がこすれて痛むストレスを、緩和させます。

関連ページ

丸ベビーパウダー活用法
丸ベビーパウダー選び