赤ちゃんの抜け毛

赤ちゃんの使った枕やシーツに、抜け毛が多いことを気にしていませんか?これは赤ちゃんの頭皮が新陳代謝を行っている証拠。薄毛や脱毛の心配はありません。赤ちゃんの抜け毛についてわかりやすく解説します。

赤ちゃんの髪

寝具についている抜け毛

赤ちゃんがねんねしていた寝具を見ると、頭周辺の枕やシーツに、細くて柔らかそうな髪の毛がいっぱい落ちていませんか?

ただでさえ細くて柔らかくて、髪量も少なかったり、生える場所も安定していない赤ちゃんの頭髪です。こんなに抜けているのは頭皮のトラブルではないかと心配になってしまいます。

特に寝返りをする赤ちゃんは、そのたびに髪の毛が落ちていることもあります。授乳時に使用する枕やタオルにも付着することがあります。この状況は多くの家庭で見られる光景なので、実は珍しくはありません。

赤ちゃんの抜け毛原因

成長過程の新陳代謝

授乳も順調で睡眠も取れている健康な赤ちゃんの抜け毛は、頭皮の新陳代謝が活発に働くようになったことが原因です。抜け毛が目立つからといって薄毛になるわけではありません。

新陳代謝は「新生児生理的脱毛(しんせいじせいりてきだつもう)」と「乳児期後頭部脱毛(にゅうじきこうとうぶだつもう)」の2つに大きく分けて考えられています。

過度のヘアアクセサリー

もう1つは過度の刺激が考えられます。生まれて間もないころから、ヘアアクセサリーやヘッドドレスなど日焼け予防とは別の意味で髪に負担をかけてしまうと、赤ちゃんの毛髪はまだ弱いので抜けてしまうことがあります。

毎日のように使用するヘアアクセサリーをやめれば、赤ちゃんの頭髪へのダメージも治まります。

まれに帽子の内側の素材が、頭皮を痛めてしまうこともあります。ほとんどのベビー用帽子は頭皮にあたっても刺激を与えずに汗を吸収する素材を使用していますが、デザイン重視の商品のなかには汗を吸収せずに蒸れたり、頭皮にあたる素材が合わないこともあります。購入時は赤ちゃんに優しい素材を第一条件にしましょう。

シャンプーによる刺激

赤ちゃんの頃から大人と同じシャンプーを使用して、頭皮や毛髪が痛んでしまうことがあります。大人のシャンプーやトリートメントは様々な成分が含まれていて、良い香りがしていても刺激を与えてしまうことが心配です。

赤ちゃんには赤ちゃん専用や、新生児から使用できる石鹸やシャンプーを使用したほうが安心です。

新生児生理的脱毛(しんせいじ せいりてきだつもう)

新生児期から生後6ヶ月までの赤ちゃんに見られる現象の1つが、新生児生理的脱毛です。

新生児生理的脱毛は生後まもない新生児期から、生後6ヶ月の間におこる最初の髪の生えかわり現象です。

新生児生理的脱毛では、赤ちゃんの前頭部から頭頂部までの柔らかい髪の毛が、急に一気に抜けていきます。このときは寝具や抱っこひも、ベビーカーに落ちている毛髪量にびっくりするママもいるでしょう。

髪が抜けおちた後は、すぐに新たな髪が生えてくる赤ちゃんもいれば、しばらく生えてこない赤ちゃんもいます。しばらく髪が生えない理由は、毛髪の成長が休止期に入るからです。だからといって、ずっと生えないわけではないので安心してください。

新生児生理脱毛で、毛髪の成長が休止期に入るのも、赤ちゃんの新陳代謝が発達する過程で必要なリセットです。慌てることはありません。

休止期のあとは成長期がはじまって、あたらしい毛髪が生えます。それまでも授乳と睡眠をしっかり与えて健康的な生活を心がけてください。

乳児期後頭部脱毛(にゅうじき こうとうぶだつもう)

生後2ヶ月頃から6ヶ月をすぎる頃までに目立つ、後頭部の脱毛は、乳児期後頭部脱毛です。

乳児期後頭部脱毛は、赤ちゃんの後頭部の一部分だけが薄くなったり抜け毛が目立つ現象です。一般的に大人なら「後頭部ハゲ」と心配してしまうような症状です。

乳児期後頭部脱毛では、仰向けに眠っている赤ちゃんの枕にごっそり毛髪が付着しています。これな枕の素材が原因ではなく、赤ちゃんの後頭部と枕による摩擦が原因です。

後頭部の刺激によって毛髪が抜けおちた頭皮部分には、あらたにまた髪が生えそろいます。それまではちょっと薄い部分が目立ってしまうかもしれませんが、清潔を心がけていれば大丈夫です。

赤ちゃんは頭皮も柔らかく、刺激に敏感なので大人のように薄くなった後頭部に育毛剤を使用したり、ブラシでマッサージすることは厳禁です。

そもそも後頭部に刺激が加わるのは、赤ちゃんが頭部を動かしている証拠です。成長過程でおこってしまう現象なのです。それでも乳児期後頭部脱毛が気になってしまうときは、赤ちゃん専用のドーナツ枕を利用してみましょう。

こまめな掃除と寝具交換

新生児期生理的脱毛も、乳児期後頭部脱毛も生後8ヶ月頃になると落ち着きはじめます。1歳のお誕生日を迎える頃には、症状も治まって新しい毛髪が生えてくるので安心してください。

もともと毛髪が柔らかく、毛量が多くない赤ちゃんも生えかわった毛髪は以前よりもしっかりしています。抜け毛も徐々に目立たなくなりますが、赤ちゃんは新陳代謝が活発なので「まったく抜けないということは無い」と考えてください。

赤ちゃんの抜け毛に一喜一憂していると、ママもストレスが溜まります。それよりも毛髪の生えかわり期を清潔に気持ちよく過ごせるように助けてください。

ここでママに心がけてほしいのは、抜け毛の付着した枕や寝具の取り扱いです。赤ちゃんは汗っかきで体温も高いので、ダニが寄り付きやすいデメリットを持っています。ダニは毛髪や皮脂を食料とするので、抜け毛がそのまま放置されているとダニにとっては「生息しやすい場所」になってしまうのです。

抜け毛はコロコロテープで取りのぞき、枕カバーや寝具はこまめに洗濯交換してあげましょう。

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