言葉の伝わらない赤ちゃんにイライラして怒っては後悔していませんか?イライラした時の応急処置。
2020/12/25
言葉の伝わらない赤ちゃんにイライラ、つい怒っては後悔していませんか?怒りがこみ上げたらカウント呼吸、怒ってしまう前のルール、イライラした時の応急処置を紹介します。
赤ちゃんを怒ってしまう前に、ちょっとだけ時間をつくってください。
赤ちゃんを怒ったり、イライラをぶつけそうになる前に深呼吸してください。大きく吸って吐いてを1セットとして、10セット続けてみましょう。
深呼吸をしている間も、赤ちゃんは泣いているかもしれません。「なんとかしないと」と気持ちが焦りますが、赤ちゃんを視界の中心にしないように数センチずらして、大きく深呼吸を続けてください。
勢いでカッとなっている気持ちを落ち着かせたり、怒りの原因を見つめること、本当に怒る必要があるのかを考え直すきっかけを作りましょう。
また、ちょっと時間を空けたことによって、怒っている理由がそれほどのことでもないと思うケースもあります。
深呼吸をしない場合は、ゆっくり10数えてみましょう。沸騰したような熱さが、ちょっと落ち着くのがわかります。
10数える間に、感情まかせに出そうとしていた言葉がすっと消えていきます。本当にその言葉を赤ちゃんに発するべきなのか、考える時間になります。
怒っているときの顔、見たことがありますか?怒る前のママの顔、鏡で見てみましょう。
赤ちゃんにどんな表情や雰囲気を与えているのか、ママ自身で再確認してください。ママが「嫌な顔しているな」と感じるようなら、赤ちゃんに与える影響は大きいと考えます。
本当にその表情で子育てしたいのか、そんな顔を赤ちゃんに見てほしいのか考えてみましょう。
どうしても大声で怒ったり、赤ちゃんに怖い顔をしてしまいそうな時もあります。そんなときは、赤ちゃんから目を反らしてください。
赤ちゃんを見つめてしまうと、赤ちゃんのことだけを焦って考えて、イライラの矛先が赤ちゃんに向きがちです。視線を反らすことで、ママと赤ちゃんだけの狭い視野を広げてみましょう。
泣きやまない時は、一度寝かせて数歩離れてください。すぐに泣きやませようと焦っても泣きやまない時は、いっこうに泣きやまないものです。ママに30秒ほど時間を用意して、心を落ち着かせてください。
赤ちゃんに対して怒鳴ったり、怒る前に決まり事を挟んでください。
赤ちゃんを怒るときは、泣き顔や汚れたものばかりが目につきます。本当はもっと、可愛らしいところがあるのに見えなくなっている状態です。
例えば、赤ちゃんの生まれた時のお気に入りの写真や手形、ママが妊娠中の写真、エコー写真など赤ちゃんとママの関係を振り返る1つを見てください。
赤ちゃんを愛しいと思う気持ちが、無駄な怒りを鎮めます。冷静になってもう一度、本当に怒るべきか考えてみましょう。
イライラが募っているときは、思いきって誰かに話してみましょう。自治体の子育て相談などに電話して話を聞いてもらうだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。
パートナーや親、友達に電話して全く関係のない話をするのもおすすめです。心が穏やかになります。
電話が難しい時は、どんな紙でもよいから気持ちを書きだしてください。イライラしているときの気持ちは感情的で、説明しずらいものです。単語だけでも文字にしていくことで、心の整理ができます。
ママ自身が赤ちゃんだったら、ここで怒られたり注意されたらどう感じるか考えてみましょう。誰も、怒鳴ったり叩かれたいとは思わないはず。
イライラしているママよりも、笑顔のママを見たいはず。だけど、ママだって人間だから感情が先走ることはあるのです。
全く怒らないママが素晴らしいとは限りません。危険なことは注意するべきだし、母親として教えたいことはしっかり教えてあげましょう。
大切なことは、怒りに身をゆだねすぎて赤ちゃんをサンドバッグのようにしないことです。怒りの矛先を間違えないように、子育てしたいものです。
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